小さな君はまた一人で泣いていた。
どんなに手を差し伸べようとしても、君はそれに気づかない。
暗闇の中で一人泣いている。
「泣かないで、綺麗な顔が台無しだ」
「私は、綺麗なんかじゃないです」
「、君が思っている以上に綺麗だよ、とっても」
「嘘をつく人は嫌いです」
こんなにも自分を責めて、一体だれがをこんな風にしてしまったんだろうね。
誰よりも優しくて、とてもきれいだと言うのに。
自分の姿がまるで見えてない、ふらふらとさまよっている。
でももう怖がらなくていいよ、俺が君を助けてあげるから。
「嘘じゃないよ、は綺麗だ」
ラビリンス