1day





暖かな日が差し込む部屋の中、彼と共にソファに座って紅茶を楽しんでいる時のこと。
気持ちのいい空間に、少しうとうとしてしまう。
閉じようとする瞼を懸命に押し上げようとするも、どうにもそれは難しい。
「眠いのか?」と聞いてくる彼にこくりと首を縦に小さく動かし答える。
せっかく一緒にいられるというのに、寝てしまうのは嫌だったが、
眠気には勝てそうもなかった。


「無理するな、寝てていいから」

「うん、ありがと…」

そういってイギリスの肩をちょっとだけ借りて、
わたしはふっと深い眠りへとついたのだった。


「おやすみ、


イギリスの優しい言葉が聞こえた。
どこにでもあるごく普通の日のことだった。